経過報告

マイクロフィルムのデジタル化)
 今回の事業では、当館が所蔵している地方新聞のマイクロフィルムのうち戦前分200巻以上をデジタル化します。
 そのデジタル化の業務を委託する業者が12月に決まりました。その後、打ち合わせを経て、マイクロフィルムを引き渡し、現在スキャニング作業に入っているところです。
 デジタル化した画像は、ハードディスクに記録して納品される予定となっています。

(記事検索用データの入力) 
 デジタル化した新聞の画像は、図書館内に設置するパソコンで、日付順に閲覧するだけでなく、記事の見出しなどから検索して探せるようにする計画です。
 検索対象となる見出しデータは、当館がウェブで公開している主要記事見出し検索データベースのものを流用します。これは当館が独自に作成しているもので、これまで昭和61年8月以降の記事を収録していましたが、今年度は戦前まで遡って主な記事を入力することにしています。
http://library.pref.oita.jp/kento/search/newspaper-search/

(データベースシステムの構築)
 新聞の画像ファイルと日付・見出しなど記事のデータを収めたデータベースを、大分大学工学部伊藤研究室との協同により構築します。
 データベースのシステムは、同大学が当館子ども室に設置しているブラウズリーダという電子絵本の読書用機器が基になっています。システム構築に向けて11月以降毎月1回、同大学と定例会を開き、その機能や仕様について協議したり、各々の作業の進捗状況を報告したりしています。

※作業や打ち合わせの風景を後日掲載します。

ごあいさつ

 この度は「大分県立図書館と大分大学との共同による戦前期地方新聞画データベースの構築」を助成事業に採択していただき、ありがとうございます。
 この事業では、地域の歴史や出来事を伝え、時代の記録でもある地方新聞をデジタル化するととも、日付や見出し、キーワードから検索・閲覧できるデータベースシステムを大分大学との協同により構築していきます。